
大手の予備校は全国展開というスケールと情報、そして様々な授業形態を選べることが特徴です。
大手予備校に比べて地域密着型予備校は規模もそれほど大きくない分、アットホームな雰囲気の所が多く、面倒見が良いというメリットがあります。そのため、講師と生徒との距離感が近く、学習状況や性格を把握しながら、生活面に至るまで一人ひとりに的確なアドバイスを提供してくれます。そして地域密着型というだけあって、地元大学の入試問題分析に優れており、その対策に評価の高い予備校も数多く存在します。
地域密着型予備校には、有名な「3大予備校」と提携している所もあります。こうした予備校は、「地域密着」と「大手」のいい所を兼ね備えています。地域密着型予備校では、模試についてはオリジナル模試を実施している所が多いのですが、母集団が小さいため、精密なデータが出にくいようです。そのため、多くの地域密着型予備校では3大予備校や全国規模で実施される業者の模試のいずれかを取り入れるなどの工夫がなされています。
地域密着型予備校は、地元の大学の入試問題分析に関しては優れていますが、地元以外の大学の入試問題分析はあまりできていません。そのため、地元以外の大学を視野に入れている受験生には多少不利な状況となるかもしれません。また講師が進学指導や教科指導(チューター)を兼ねているため、指導に偏りが生じます。例えば講師の担当教科が英語だった場合、不得意な数学のアドバイスに関しては適当で、得意の英語のアドバイスばかりされる可能性もあります。そして、デメリットとしては小さいのですが、あまり注意が行かない点として、「学校法人」か「それ以外」という設立形態も挙げられます。「学校法人」であれば、通学定期や学割が可能ですが、それ以外の設立形態であれば、こうしたメリットが受けられません。地域密着型では、「学校法人」ではないケースも見受けられるようです。